殺したくない。でも死にたくなかった。

相手が死にたくないと思っていることも知っている。

そして多くの幸福は。

他者の否定無しに成り立たないのだ。

己の爪と牙に命をかけて。

鬩ぎあう魂

 

「いきものは生まれてから死ぬまで一人きりや。

誰とも何もほんとうには共有できない

…だから、他人と自分の命の価値が違っても、仕方がないやろ?」

 

大事なもん守るためなら、殺しても仕方が無いやろう?

 

奪う、殺す、壊す

誰かを殺す代わり、いつ誰かに殺されるかも分からない世界

 

そんなのは。

そんなのは、あってはならない世界だ。

 

 

足蹴

 

 

ギギ、

 

 

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あーあ。折っちゃった。