『泣くという行為は、
自分一人では処理できないことが発生したとき
仲間を呼び寄せるための反応で、
悲しみ以外にも発生します。
悲しみのときに泣くのは、
愛の対象を喪失を周囲に伝え、
新たな対象を必要としていることを宣言しているのです。』

(「ココロを動かす技術、ココロを読み解く科学」より)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

苦しいんだ

「助けて」

だれでもいいから、そばにいて。

 

ずっと、叫びつづけてきた。

 

…ほんとうは、誰でもいいわけじゃなかった。

 

泣いてたって、いつまでも 淋しいままだ。

 

 

だれも誰かの

代わりには

ならないと

 

君が気付かせてくれたのに。

 

やっと、泣きやめたのに。

 

空っぽの。

 

…ウルフウッド。

 

 

 


NaCl:涙の主成分

 

2003/12/16 佐々木ササ