急いで離れ、そして

…そんな認識では
いつまでたっても独りのままでしょう。




いいえ、それが 望みなのね。




そんなの、いらないって言われたのと一緒でしょう?

「どうしたの、その髪は」

「…うん、ちょっとね」


ナイブズにとっても、…あなたにとっても。






顧みられない。どこまでも

対等になれない、あなたに見向きもされない、私たちが。




…だから望んだ。私でなくても、誰かが。




「…あなたが千年生きても遺る傷を」
















伝えたかった言葉は










届きはしない


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■人間とVさん。

2005/12/25 佐々木ササ