no-goodnik |
連れの視線が鬱陶しい。 色々な物が綯い交ぜになった視線。 せめて誤魔化すなりすればいい。そこまで知恵が回らない訳でもないだろうに。 時折酷い目をする。一瞬だが。 自分では気付いていないのかもしれない。気付いているのかもしれない。 希望だか期待だか、そういった類いのものが混ざっているのがやりきれない。 救われないと思う。浅ましいとも思う。 同時に何より羨ましい。 夕食までは一緒に取った。 余程のことが無い限り夕食は一緒に取る。既にそれが習慣になっていることに改めて驚く。 場所を変えて飲むらしいウルフウッドと別れて宿に戻った。 やけに疲れていた。 シングルが空いていて良かったと思いながら両手で窓を開ける。 吹き込む風が生温かった。 月が出ていた。 酒場からの帰り道。 昼間と変わらないように自分の影がうつる事に少し驚く。 夜は暗いという思い込みはどこからくるんだろう。 この星では夜出歩くのに困る事は無い。五つも月があれば真っ暗闇ということは滅多にない。 それでも何故か夜は暗いものだと信じ込んでいるのだ。 ふと、先に戻ったヴァッシュの事が頭を過ぎる。 目の端に映る五つ目の月は少しぼやけていた。 左手には酒瓶。 歩くたびに鳴る液体の音が酔った頭に響く。 例えば、これを割るとする。 わざわざ頭上に振り上げて打ち下ろすのは、派手好みの馬鹿がやることだ。 手首を軽く返し、何かに当てその反動で割る。最小限のモーション。 割れた瓶は最短の距離と時間で相手に届く。 とりたてて覚える程の事ではない。そこいらの子どもでも知っている。 そういったものが全く役に立たない相手。 何故か無性に腹が立った。 只の八つ当たりという事は分かっていた。 月のせいにした。
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フクダ様のトライガンサイトR208で800番ゲット。
リクエストは
・V鬼畜
・ケンカ気味VW
・オチは牧師が押し倒されて暗転
というなんだか詰め込みすぎで訳の分からんものでしたがそれが素晴らしいブツになって帰ってきました。
ああ、踏んでよかった。私エライ。
しかしゲットしたはいいが、飾る場所に困り、こんなページが出来てしまいました。
副管理人に見つかったら殺されそうです。
7/11レイアウト変更。…添付されてた時のまんまのほうがのほうがスッキリしていたような…あああフクダ様御免なさい。
ついでに小説のかっこいい雰囲気ぶち壊しの挿絵追加。あああああ御免なさい御免なさい。
トンガリさんも下の方に下書きの段階ではおりましたが、
「コートめんどくせえ」という理由だけでトリミングにより消去されました。