傷つけたくないから、なんて

きみがとてもしずかに

泣き叫んでいる時

いつからあなたは

僕は僕を守りたかった。

 

君がどんなに苦しんでも

君を救うことはできない。

 

誰もが自分の苦しみの為に

誰かの苦しみを突き飛ばして。

そんなにやさしくなったのだろう

 

 

数え切れない 涙を、見殺しに。

自分には

まだ何かできる?

 

自らが救われない立場にいても

 

「笑ってる方がええ」

 

 

2004/1/10 佐々木ササ